特定非営利活動法人 脳死移植を推進する会
脳死移植を推進する会
事業所:千葉県市原市五井5155
TEL:0436-24-7770
設立の趣旨
人間の健康を基本的人権の一つと捉え、その達成を目的として設立された国際連合の専門機関(国連機関)であるWHO(世界保健機構)において、2009年の世界大会にて決議を目指して2008年の世界移植学会にて発表された「イスタンブール宣言」では、発展途上国の貧困層から臓器を買うなど人権を侵害する臓器売買が行われることの無いよう、自国民の移植ニーズに足りる臓器を自国または周辺諸国の協力を得てドナーを確保するよう努力すべきとしています。
こうした国際的背景の中、日本国内においては、平成21年の法改正により、平成22年1月17日から、臓器を提供する意思表示に併せて、親族に対し臓器を優先的に提供する意思が不明な場合にも、家族の承諾があれば臓器提供が可能となる改正が行われました。
しかし、日本国内においては、脳死後の臓器提供は少なく、多くの移植希望者がいる中、海外での移植にいまだ頼らざるを得ない状況にあります。
そこで、臓器移植に係わる医療従事者が正確な脳死による臓器移植についての認識をし、その重要性と必要性を考え、また、自らの意志に基づいて臓器提供者となることができるようにすることで、臓器移植でのみ助かることができる命を、より国内において助けて行けるよう、脳死による臓器移植についての研究を行うとともに、講習会の開催、正しい情報の提供を行い、脳死による臓器移植を推進することが非営利活動法人の設立趣旨です。